皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日のLA旅でのロングフライトによって首がおかしくなり、帰国して1週間たっても治らずかなりフラストレーションの溜まる日々を過ごしています。以前から首はよく痛くなるので慣れていると言えば慣れているんですが、体に異変があると日常生活すら憂鬱になりますね。早く治します。
LAから帰国してまだ一度も踊っていないので、LA滞在中と帰国後を合わせて2週間くらいは踊っていません。今夜のオンラインワークショップが復活の舞台となりますので、首が痛そうな様子をぜひ楽しんでもらえればと思います。プレミアム会員の方でまだフォロー申請をしていない方はInstagramで@masato_onlinelessonをフォローしておいてください〜!
ジャッジは天下人じゃない
今回はジャッジについてのお話。
『ジャッジ席に座っている』『ジャッジとしてフライヤーに名前が載っている』こういった姿を見て「ジャッジってかっこいい」と思う人もいるかもしれません。自分も若い時に少しは思ったことがあるので理解できます。
ですが、実際にジャッジをしている身として言えば、損することも多いしそれだけ責任のあるポジションです。たまにジャッジ席に座った途端に天下を取ったように振る舞う人もいますが、ジャッジ=偉い人ではないのでそこらへんしっかり理解してほしいなと思いますね。もちろんそれなりの威厳は欲しいですけど、出場者へのリスペクトは心のどこかに持っておくべきです。
ジャッジをするということは勝ち負けを決めるということ。勝ち上がる人を決めるということは、同時に負ける人を決めるということでもあります。勝ち上がった人は「このジャッジよくわかってるな」と思うかもしれませんが、負けた人には100%嫌われると思った方がいい。少し極端かもしれませんがそれぐらいの意志を持ってジャッジするべき。
負けるのってみんな好きじゃないし、誰のせいで負けるかと言えばジャッジが自分に挙げてくれないから負けるわけです(自分の踊りを振り返れば理由はジャッジじゃなかったりもするけどね)。そりゃ負けてむしゃくしゃしている時に怒りの矛先が向くのはジャッジです。そういった意味でジャッジのお仕事は損をすることが多い。
僕らはよく「ジャッジもジャッジされてる」と言っています。ジャッジになって天下人のように振る舞える権利を得たように見えて、実は参加しているダンサーやお客さんにジャッジされている立場でもあるということです。もちろん周りの目を気にしてジャッジする必要はありませんが、明らかに友達・生徒ばかりに挙げていたり、スタイルの好みだけで審査していたりすると、「あのジャッジは良くない」という評判が噂となってシーンに浸透します。
ジャッジは天下人じゃないし偉い人ではない。ただ目の前のダンサーを比較して優れたパフォーマンスを見せたダンサーに投票するだけ。嫌われたくないならジャッジはできないと思っていた方が良いですね。
コメント